親知らず
親知らずとは
一般的に17~30歳頃に生えてくる前歯から数えて8番目の歯のことをいいます。
永久歯の中で一番最後に生えてくるためスペースがなく、横や斜めに傾いたり、骨の中に埋まったまま生えてこない場合があります。
親知らずは抜歯が必要なのか
当院での抜歯をした方が良いのか、残した方が良いのかの基準は、「歯ブラシが出来るかどうか」で決定します。
たとえ親知らずだとしても真っ直ぐに生えていて、しかもフロス、歯間ブラシ、歯ブラシで磨くことが出来れば、むしろ健康な歯を抜く必要はないので、そのまま保存することをお勧めします。
しかし、日本人の多くは横に生えていたり、非常に磨きにくい環境の事が多いです。
写真のような状況だと歯ブラシをする事が非常に困難で、長期的に見て親知らずの手前の歯が虫歯や歯周病になってくる事がほとんどです。
たとえ症状が無くても、長期的に考えて、予防的に抜歯をしておくと、トラブルが小さいうちに対応が出来ます。
しかし、抜歯することを先延ばしにしていると手前の歯が病気になってしまい、直面するトラブルがより大きくなってしまいます。
毎日ストイックに歯ブラシをするより、より環境を良くして、楽に歯ブラシをする方がずっと楽なんです。
しかし、痛いのは嫌だと思います。
上の親知らずを抜くときは、下の歯ほどの痛みが出ることは少なく、施術時間も短い事が多いです。
人によっては15分で抜けて、痛み止めも飲まなかったという人もいるくらい。
しかし、下の歯は痛み事が多いです。
なので当院ではより高度な技術を持った専門医にお願いをしています。
「専門医との連携」の部分でも書きましたが、口腔外科医の橋口隼人先生に埋まっている下の親知らずはお願いしています。
そのほうが短時間で、侵襲も少なく行う事が出来るからです。
我々日本橋すこやか歯科・矯正歯科は、歯を大切に想うあなたのために、予防を軸とした歯科医療を通じてすこやかな人生に貢献します。
口腔外科
親知らずの抜歯(埋伏などの難しいケースの抜歯も含む)の他、顎関節症など、虫歯や歯周病の治療を除く、口内やその周囲の疾患を対象とする外科処置を行う診療科です。
顎関節症
顎の関節周りの何らかの原因で、顎が鳴ったり、痛みや口が開かないなどの機能低下が起きることを言います。肩こり・頭痛・難聴・めまい・食欲不振などの症状が出てくる場合もあり、生活に支障をきたします。
生活習慣病的な部分が大きいため、歯ぎしりや偏咀嚼などの悪習癖や取り除く、患者自身が行うセルフケアが治療の中心となります。その他には薬物療法、原因となる噛み合せの矯正、関節腔内を洗浄、内視鏡下での外科的手術などの方法によって治療を行なうこともあります。