治療方針

治療方針

タグアーカイブ: 虫歯

当院の治療について

今回は先日当院にて治療を行なった患者さんの写真を通して当院での治療のコンセプトをお話しさせて頂きたいと思います。

患者さんはメインテナンスを希望されて来院された方です。
左下に虫歯があったために治療を行いました。

まず虫歯を削って詰めるか、そのまま経過観察とするかの判断は穴が空いているかで判断をします。たとえ虫歯になっていたとしても穴になっていなく、歯ブラシをすればプラークが取れる環境であれば、わざわざ削ることはしません。

今回は目で見て、穴が確認出来たために治療介入しました。

 

まず治療前の状況です。
虫歯が見えないと思いますが、

 

少し削ると上からでの虫歯が見えています。
歯の周りに見えている緑のシートは「ラバーダム」と言います。
唾液の中には細菌が無数にいるので、治療中の歯の表面に唾液がついてしまい感染するのを防ぐために行います。

 

虫歯を全て取り除いた状態です。

 

コンポジットレジンという口の中で直接盛る方法を行うために、マトリックスというバンドを巻きます。

 

充填し終わって、噛み合わせを確認した所です。

 

この写真はここに載せるために撮影したわけではありません。
基本的に全ての治療で撮影します。

その目的は、自分がどのような処置を受けていて、いま自分の歯がどのような状態なのかを客観的に見てもらうためです。歯科の治療の写真はあまり見たことがないと思います。

しかし、このように客観的な目を持たせることで、きちんとした治療を受けていることが分かります。

少しでも段差があったり、治療中に感染を起こしてしまうと、再発が早くなり、治療の繰り返しのスパイラルは止まりません。

その一回の治療がどれほど大切で、その人の人生にとって後々大きく影響してくることを知っているので、当院では徹底して基本に忠実に治療を行なっています。

ここまで読んでいただいありがとうございます。

日本橋すこやか歯科
大島拓也

茅場町の歯医者【日本橋 すこやか歯科・矯正歯科】茅場町駅 5分の歯医者

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健康維持のためにされていることはありますか?

健康な毎日を送るために出来ることは、沢山あると思います。
書店でもテレビでも、SNS でも、健康をテーマにしたものが驚くほど溢れていますね。

日本橋すこやか歯科では、病気を治すことではなく、健康維持のために通院される方がほとんどです。
受診するきっかけは虫歯や歯周病の治療だった方もいらっしゃいます。

しかし、「治療を繰り返すことは正しい歯科のかかりかたではない。」と皆さん気づかれます。

正しい歯科への受診の仕方、それをまず担当歯科衛生士が教えてくれるはずです。
そのきっかけのひとつとして、患者さんへ情報提供をしています。

初めての受診から、現在のお口の中の健康状態を担当歯科衛生士が細かくチェックし患者さんごとに冊子をお作りしてお渡ししています。

治療を始める前にどんな治療が必要なのか、現在どんなリスクがあり、健康維持のためには何が必要なのかご説明し、患者さんおひとりおひとりに合った処方をします。

先日、院長よりこちらでお伝えしました健康ノートがその一つです。

スマートフォンやタブレットなどで検査結果を見られるクラウドによるサービスも順次開始しておりますので、後日こちらのブログにてご紹介いたします。

人生100年の時代、すこやかな人生を選択するのは患者さんご自身です。私たちがどこかでそのきっかけのひとつになれたら幸いです。

歯科衛生士
福山美帆

茅場町の歯医者【日本橋 すこやか歯科・矯正歯科】茅場町駅 5分の歯医者

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健康ノートについて

この度、当院でメインテナンス受診をされている患者さんに向けた健康ノートを刷新しましたのでご報告させて頂きます。

健康ノートのテーマは「MY dental NOTE」です。

ご自身の口の中の情報を知りうる全ての情報をこのノートに載せています。
例えば、口の中の写真、レントゲン写真、口の中に潜むリスクについてなどです。

なぜ自分の口の中の情報が必要なのか?

それは医療をご自身で選択して欲しいからです。
僕自身は歯医者さんは客観性がないことは問題点だと思っています。
歯科医師が、「虫歯ができている」と言われれば削らざる負えないですし、
「治ったです」と言われれば確認する術も無く治療は終了します。

口の中が今どうなっていて、自分がどの様な予防や治療を受けているのか、それは生涯自分の歯にとって良い事なのか。

それを考えるには情報が無いと考えることが出来ません。

なので日本橋すこやか歯科では我々が知り得た情報を全て開示し、患者さんと一緒になって歯を大切にする方法を考えています。

デザインについて

外装はデザイナーの中島牧子さんにデザインをして頂きました。
爽やかな緑と、自分の口の中の情報が全て入っていて「自分のものとして」活用して欲しいという思いを込めて「MY dental NOTE」と名前をつけて頂きました。
表紙の裏には診察券が入るポケットがあり、次回の予約がいつなのかをわかりやすい様にしました。

入手方法について

当院でメインテナンスを行なっている方全員にお渡ししています。

今後の展開について

この健康ノートは「個別化した医療」の土俵だと考えています。
これからの医療は「個別化・予測・予防・参加」と言われています。
口腔内のリスクを調べ将来を予測し、MY denal NOTEでその個別化した情報を患者さんにお渡しし、そのノートとメインテナンスを活用して予防医療に参加してもらう。
そんなことが可能になるのでは無いでしょうか。
これからも科学的根拠に基づき、患者さんにとって有益だと言えるものは随時取り入れて行こうと考えています。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

茅場町の歯医者【日本橋 すこやか歯科・矯正歯科】茅場町駅 5分の歯医者

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日本橋すこやか歯科の診療システム(MTM)とは

当院では診療のシステムに、山形県酒田市にある予防歯科の権威、熊谷崇先生が理事長をつとめる日吉歯科診療所のシステム、メディカルトリートメントモデルを採用しています。
熊谷崇先生は、日本の予防歯科の第一人者としてNHK「プロフェッショナル」やテレビ東京「カンブリア宮殿」にも出演され現在もご活躍中で、世界的にも有名な先生です。

メディカルトリートメントモデルとは

メディカルトリートメントモデル(以下、MTM)とは予防先進国であるスウェーデンをモデルに、予防を軸とした質の高い診療を行う事を目的とした診療システムの事です。

MTMを行う目的は、「生涯自分自身の歯で食べ、すこやかな人生を歩むこと」です。その為に、日本人が歯を失う原因の大多数であるむし歯歯周病に焦点を当てます。

この2つの病気は、広義の意味で生活習慣病です。つまり、生活習慣の中に潜むリスク、原因が存在します。

例えば、毎日多くの飴をずっと舐め続けている方がむし歯になって歯に穴が空いて詰めたとします。その後、その生活習慣がそのままであれば、(飴を一切食べないようにするのでなく、食べ方を知ってもらいます)、また新たなむし歯が出来ることは確実です。

その病気の原因が何かを患者さんと共に考えていき、解決していくのがMTMの良いところです。

むし歯で出来た穴の部分を削って詰めても、根本の原因が除去できなければ同じことを繰り返していく一方となってしまいます。
そして、再生能力が無い臓器である歯は、どんどん削るたびに弱くなり、再治療のループから抜け出せなくなります。

その再治療のループから抜け出すために、一番必要なことは、むし歯・歯周病の原因を考え、それをコントロールしていくことです。

それが出来るのがMTMという診療システムになります。

生涯自分の歯で噛みすこやかな人生を送るために、歯を大切にする方法を知って頂き、病気にならないように、痛くならないように歯医者へ通うのが本来の歯医者さんのかかり方です。

自分の歯を大切にするために、今できることから始めませんか?

ここまで読んで頂きありがとうございます。

日本橋すこやか歯科
院長 大島拓也

茅場町の歯医者【日本橋 すこやか歯科・矯正歯科】茅場町駅 5分の歯医者

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歯を大切に想うあなたへ…

全ての診療のベースに予防があります。その上で精度の高い精密治療、患者さんと生涯寄り添ったメインテナンスがあります。
日本橋すこやか歯科・矯正歯科は、予防を軸とした医療を通じてすこやかな人生に貢献します。